白帯のための5大パスガード — 優先順位つき入門ロードマップ
トレアンド・ニーカット・オーバーアンダー・ダブルアンダー・ロングステップ。白帯の1年目に身につけたい5つのパスガードを優先順位順にまとめた入門ガイド。
ガードをパスできなければ、ゲームは進みません。白帯が最初の1年で身につけるべきパスガードは無数にあるわけではなく、たった5つで十分です。この記事は、その5つを優先順位順にまとめた入門ロードマップです。
1. トレアンドパス(Toreando)
相手の両膝を手で押さえ、横に回り込んで抜けるパス。白帯の最優先 — シンプルで、ノーギでもよく効く技です。
- グリップ: 相手の両膝の道着(ノーギは足首)
- ステップ: 膝を横に強く押しながら反対方向へステップ
- 失敗の原因1位: 上半身が前に出すぎて三角絞めを狙われる
2. ニーカットパス(Knee Cut / Knee Slice)
片膝を相手の太ももの間にすべり込ませて切り込むパス。最も一般的で、どの帯でも一生使います。
- ポイント: 相手の脚を脇に挟み込む(アンダーフック)
- グリップ: 襟のクロスカラー+相手のズボンの膝
- 失敗の原因: 膝を早く抜きすぎてバックを取られる
3. オーバーアンダーパス(Over-Under)
片腕は脚の上から(オーバー)、片腕は脚の下から(アンダー)。プレッシャーの強いパスで、体力があり体の大きい人に有利です。
- スタイル: プレッシャー型。相手の胸をマットに押しつける
- ポイント: 下半身のバランス(ベース)。膝を上げないと体重が乗らない
4. ダブルアンダーパス(Double Under / Stack)
両腕を相手の両脚の下に入れて持ち上げ、折りたたんで押しつぶすパス。ガードが崩れない場面で強引に崩すための切り札です。
- 注意: 腰のケガのリスク — 持ち上げるときは背中ではなく脚の力で
- 失敗の原因: 深く入りすぎて三角絞めやオモプラッタを取られる
5. ロングステップ/レッグウィーブパス
脚を絡めて縛るように抜けるパス。デラヒーバやラッソーのようなオープンガードを崩すのに必須で、白帯後半〜青帯初期に身につけます。
3か月の練習プラン
- 1か月目: トレアンドだけ。すべてのスパーをトレアンドから始める
- 2か月目: ニーカットを追加。トレアンドを防がれたらニーカット
- 3か月目: オーバーアンダーを追加。相手の体型によって使い分ける
パスは「グリップ ▸ 姿勢 ▸ ステップ」の順番
技の名前よりも、この3段階の流れを体に刻み込みましょう。グリップを取り、姿勢をつくり、ステップ——すべてのパスに共通する骨格です。
パスガードトレアンドニーカット柔術入門