サイドコントロールからの脱出 — 押さえ込み地獄から抜け出す基本2つ
マウントより頻繁に下になるのがサイド。フレーム+エビでガードを戻す、アンダーフックで起き上がる、という2大脱出法と、「耐えるだけ」という最悪の習慣の直し方。
スパーでいちばんよく、いちばん長く下になっている場所 — サイドコントロール。胸を押しつぶされて息ができず、抜け出そうともがくほど力だけが抜けていく。体感の地獄度はマウントよりサイドのほうが上という人も多い。でも脱出の原理は意外とシンプルだ — スペースを作る、そしてそのスペースに体を入れる。
脱出の大前提:フレームなしでは何もできない
押さえ込まれたらまずやるべきは、じたばたすることじゃなくフレームを作ることだ。片方の前腕は相手の首・肩に、もう片方の手は相手の腰骨に — 骨で壁を作って、相手の体重が全部胸に乗るのを防ぐ。フレームが立てば息ができ、息ができれば次の動きが出る。腕を伸ばして押さない(腕十字の献上だ)、肘を曲げた骨組みで耐えよう。
基本の脱出① — エビでガードを戻す
フレームを作ったら、足でマットを蹴りながら腰を相手と反対側へ逃がす(エビ)。すると自分と相手の間にスペースができるので、そのすき間に膝を差し込む。膝が入ればガードリカバリー成功 — 地獄から自分のゲームへリセットだ。ポイントは一度に大きくではなく、エビ → 膝 → ダメならまたエビの繰り返し。初日に習うエビは、ここで使うためにあるんだ。
基本の脱出② — アンダーフックを取って起き上がる
相手が腰側のプレッシャーに集中すると、逆に上側が浮く。その瞬間、下側の腕を相手の脇の下に差し込んで(アンダーフック)、横に向いて膝を立てて起き上がる。 ガードリカバリーが「もう一度寝る」なら、こちらは「その場から抜け出す」 — 相手の脚をつかんでシングルレッグにつなげば逆転まで行ける。2つの脱出はセットだ:相手が片方を止めれば、もう片方が開く。
最悪の習慣 — 「耐えるだけ」
いちばん多いミスは、脱出を試みること自体をせずに丸まって耐えること。動かなければ取られないと思うだろう? 相手はその間にグリップを整えて、マウントや首への攻撃を準備している。サイドでは時間は必ず上にいる人の味方だ。間違えてもいいから試し続けよう — 動き続ける下がいちばん厄介な下だ。