リアネイキッドチョーク(裸絞め)入門 — バックから極める基本の絞め技
バックポジションで最優先のサブミッション。頸動脈を狙う原理、バックコントロールから出る場面、あごの下に腕を入れるときなどのよくあるミスと、絞め技の安全ルール。
リアネイキッドチョーク(RNC、裸絞め)は、バックポジションから出る一番基本で一番強力な絞め技だ。道着がなくてもできるからノーギでも同じように使えるし、初心者が必ず身につけるべきサブミッションの筆頭だ。原理、出る場面、よくあるミスだけ押さえておこう。
原理
相手の背後(バック)から片腕で相手の首を巻き、その手を反対側の肩に置いて、もう片方の手でロックして絞める。首の横の動脈(血流)を圧迫するのがポイントだ。前の気道を押しても痛いだけでなかなか極まらない。きちんと入れば数秒で意識を失うこともある(柔道の絞め技の実験では平均約7秒)。
出典:Physiological studies on fainting due to shime waza(The Arts and Sciences of Judo, 2022)
どこから出る?
- バックコントロール(両フック+シートベルトグリップ)から — 一番の定石
- タートルになった相手の背中から
- マウントで相手が背中を向けて逃げようとしたとき
よくあるミス
- あごの下に腕が入らない:相手があごを引くと入らない。先に手で隙間を作ろう。
- バックコントロールがほどける:絞める前にフックとシートベルトで背中をしっかり固めておくこと。
- 気道だけを押す:動脈を狙ってこそきれいに極まる。
ゆっくり、そして最後まで待たないこと
絞め技はタップが遅れると失神(ブラッドチョーク)することがある。スパーリングではゆっくり絞めて、相手がタップしたらすぐに離すこと。相手の反応がなければ、それ以上絞めずにすぐ離してコーチを呼ぼう。
バックを取る前の段階が気になるなら、ポジションの記事も一緒に見てほしい。
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