ADCC 2026プレビュー——クラクフで開かれるグラップリングの祭典
9月12〜13日、ポーランド・クラクフのタウロン・アリーナで開催されるADCC 2026世界選手権。ポーランド初開催、男子5階級・女子3階級の構成、ディオゴ・ヘイスとミカ・ガルバォンのストーリーライン、ゴードン・ライアンの引退で空位になったスーパーファイトまで——見どころを事前にまとめました。
ノーギグラップリングのオリンピックと呼ばれるADCC世界選手権が帰ってきます。2026年9月12〜13日、ポーランド・クラクフのタウロン・アリーナ(TAURON Arena)——ADCC世界選手権がポーランドで開催されるのは今回が初めてで、主催者は観客席約12,000席を用意すると発表しています。1か月後に迫った大会の見どころを、あらかじめまとめました。
出典:TAURON Arena Kraków(大会案内)
大会の構成——男子5階級、女子3階級
男子は5階級に各16人、女子は3階級に各8人が出場します。女子は55kg・65kg・+65kgの3階級で、2024年大会の優勝者はそれぞれアデル・フォルナリーノ(55kg)、アナ・カロリーナ・ヴィエイラ(65kg)、ハファエラ・ゲージス(+65kg)です。
出場権を得る道は2つです。各階級の枠の半分は地域別トライアル大会の優勝者、残りの半分はADCCでの実績や評価をもとにした招待選手です。各階級16人しか立てない舞台なので、出場そのものがすでにキャリアの勲章です。
出典:FloGrappling(2026年招待選手・出場方式) · FloGrappling(2024年階級別優勝者)
ストーリーライン①——ディオゴ・ヘイス、3連覇に挑戦
2022年と2024年に-66kgを連覇したディオゴ・ヘイスが3連覇に挑みます。クラクフでも頂点に立てば、同じ階級で3大会連続優勝という記録を残すことになります。
ストーリーライン②——ミカ・ガルバォン、連覇に挑戦
ミカ・ガルバォンは2022年大会の-77kg決勝でケイド・ルオトロに敗れて銀メダルに終わり、2024年大会で同じ階級の頂点に立ちました。クラクフではタイトル防衛に臨みます。
出典:BJJ Heroes(2022年結果) · FloGrappling(2024年結果)
ストーリーライン③——ゴードン・ライアン後のスーパーファイト
スーパーファイトで3大会連続勝利したゴードン・ライアンが健康上の理由で引退し、2026年大会には出場せず、スーパーファイトのタイトルは空位になりました。新王者は2024年大会の無差別級優勝者ケイナン・ドゥアルチとユーリ・シモエスの対戦で決まります。「ポスト・ゴードン時代」最初のADCCであること自体が、今大会最大の見どころです。
出典:FloGrappling(2026年スーパーファイト)
ADCCはIBJJFとルールが違います——試合の前半(世界選手権では最初の5分)はプラスのポイントがなく、引き込みにはマイナスポイントが付きます。ルールの違いと見どころは柔術の試合の見方——ADCC・IBJJF観戦ガイドで先に押さえておくと、楽しさが倍になります。
出典:FloGrappling(ADCCルール)