健康・コンディション · 2026-07-16 · ROLLER 編集部

体が硬くても柔術はできる? — 柔軟性の真実

開脚できなくても柔術は普通にできる。柔軟性が本当に必要な場面、体が硬い人に合ったゲームスタイル、練習者向けの最低限ストレッチ5つ。

「体がめちゃくちゃ硬いんですけど、柔術できますか?」できる。はっきり言える。道場に行けば、開脚どころか前屈でつま先にも届かないおじさんたちが普通に転がっている。柔軟性はあれば武器、なければ別の武器を使えばいいオプションであって、入場券じゃない。

柔軟性が本当に必要な場面は限られている

ベリンボロのようなモダンガードのゲームや、脚が頭の後ろまで回る柔軟モンスターのディフェンス — そういうのは柔らかくないとできないのは確かだ。でもそれはスタイルの問題であって必須じゃない。 体が硬い人には硬い人のゲームがある:プレッシャーパス、タイトなトップコントロール、クリンチ。

本当の問題は柔軟性より「ケガしないこと」

体が硬い人が気をつけるべきは派手な技じゃなく、ケガだ。可動域の端で急に力がかかると(スタックされたとき、関節技を耐えるとき)、ケガをしやすい。だからタップは早く。 そして最低限の可動性はケガの保険だと思って確保しておくのが正解だ。

練習者向けの最低限ルーティン5つ(1日10分)

  • 股関節の90/90ストレッチ — 座って両膝を90度にし、左右交互に。ガードゲームの半分は股関節から生まれる。
  • ハムストリング — 立位前屈 — 膝は少し曲げてもOK。反動は禁止、30秒キープ。
  • 胸椎の回旋(スレッド・ザ・ニードル) — 四つ這いから片腕を反対側へくぐらせる。肩や背中のこりに直撃。
  • 鳩のポーズ — お尻の外側。ニーカットパスされたときの膝の保護にも役立つ。
  • 手首・首回し — 練習前に各20秒。退屈だけど、いちばんケガしやすい場所だ。
ストレッチのタイミング

練習前は動的(体を回して動かす)、練習後や寝る前は静的(長くキープする)。冷えた体で静的ストレッチを強くやるのはやめておこう。

年齢を重ねてから始めて体が心配なら30・40代の入門ガイドも読んでほしい。結論:硬くても始めよう、ただしタップは早く、1日10分だけ投資しよう。柔軟性はスタートの条件じゃなく、続けていればついてくる副産物だ。

柔軟性ストレッチ可動性入門