スパーの翌日に体を立て直す方法 — 回復ルーティン総まとめ
練習より回復が実力をつくる。練習直後に気をつけること、睡眠が最強の回復薬である理由、翌日のこわばりの抜き方、休養日に何をすべきかまで。
実力はマットの上で伸びるんじゃない。回復している間に伸びる。 練習は体に刺激を与えることで、その刺激が実力や筋肉に変わるのは休んでいる時間だからだ。回復をおろそかにすると、慢性疲労とケガがセットでやってくる。転がった日の夜から翌日まで、体を立て直すルーティンをまとめておく。
練習直後 — まず気をつけること
- まず水と電解質。 汗と一緒に水分と電解質が抜ける。水をがぶ飲みするだけじゃなく、スポーツドリンクか塩を少し。
- たんぱく質20〜40g。 牛乳・プロテイン・ゆで卵、何でもいい。
- 軽いクールダウンのストレッチ5分。 強く伸ばさず、呼吸を整えながらゆっくり。(ウォームアップ・クールダウンのルーティン参照)
最強の回復薬はただの睡眠だ
フォームローラー・マッサージガン・冷水浴、どれもいいけど、全部合わせても睡眠の代わりにはならない。 成人の推奨睡眠は1日7時間以上で、練習した日はそれを守るのがどんなサプリより効く。夜練のあと眠れないなら — ぬるめのシャワーを浴びて、寝る前にスマホで柔術動画を見るのをやめよう(それを見ているうちに深夜2時になるのは、みんな知っている)。
翌日のこわばり — 休むのが正解じゃないときもある
ただの筋肉痛(DOMS)は、軽く動くと痛みが和らぐ(効果は一時的だけど)。散歩、軽いサイクリング、ヨガみたいなもので体をほぐそう。これをアクティブリカバリーという。ただし「痛い」と「張っている」は区別しよう — 関節がずきずきしたり、特定の動きで鋭い痛みが走るなら、それは筋肉痛じゃなくケガのサインだから、ケガからの回復ガイドのほうの話だ。
週の設計 — 休む日も練習だ
週3〜4回転がるなら、完全休養日を最低1日は入れておこう。 「毎日行ったほうが早く上達する」と言っていて、6か月目に体がストライキを起こす人は本当に多い。回復が追いつかない練習は、実力じゃなく疲労だけを積み上げる。頻度の設計は週に何回がちょうどいい?でレベル別にまとめてある。
出典:ISSN Position Stand: Protein and Exercise(1回のたんぱく質20〜40g) · AASM・SRS 成人の睡眠推奨(7時間以上) · Cheung et al., Sports Med 2003(筋肉痛と運動)
睡眠 > 食事 > 水分 > 軽い運動 > フォームローラー・マッサージの順だ。フォームローラーを20分やって深夜1時に寝るのは順番が逆。まず基本から押さえよう。